移住に関するあれこれ

前の記事に書ききれなかった小話などを書き残しておこうと思います。

裏話:役所・銀行編

私は色々な手続きをテネシー州の中でも比較的移民が多い街のSSAや銀行を利用しました。これはボストンやカルフォルニアにいる友人も同じことを言っていたので多分そうだと思うのですが、移民慣れしている部署だと融通を聞かせてくれて、色々な申請が非常にスムーズになることが多いです。

銀行に関してはかなり特殊な例ですが、Federal Credit Unionが近くにあるならBank of Americaに口座開設するよりもいいかもしれません。同僚は移住したての頃にFederal Credit Unionに口座開設することで、車の購入に際してクレジットヒストリーがなくとも比較的安い金利でローンを組めたそうです。ただ全米展開していないので保険としてBank of Ameridaの銀行口座も開設して給料を半額ずつ振り込むようにしても良いかもしれません。現在(2025年)は非常に円安(1ドル150円以上)で、賃貸契約や家具の購入、車の購入を日本の貯金で賄うのは非常に大変でした。もしローンが組めるならそれに越したことはないです。

私の友人に海外学振を貰っているポスドクが何人かいるのですが、最低給与を担保するために研究室から追加で給与を貰っているそうです。最初に生活を立ち上げるのにかなりまとまったお金がいるので、この円安は非常に問題です。特に車を買う必要のある方、最近は半導体不足で中古車、新車ともに値段がどんどん上がっています。まともな車を買おうと思ったら1万5千ドルは覚悟した方がいいです。私は足りなかったので親に援助してもらいました。(こんなことならfederal unionに口座作ってローン組めばよかった。)

諸々の手続きを日本とアメリカで比較すると、僕は割とアメリカのほうが好みです。手続きの難易度が担当者に依存するのはちょっとアレですが、あの緩い感じはありがたかったです。ただ諸々のものが即日発行でなくて、後日郵送というのは不便でした。せめて取りに行くシステムならSSNで苦労しなかったのに。

裏話:家探し編

一時的に借りていた家で自炊していたのですが、厄介なことにキッチンに換気扇がありませんでした。料理中ものすごく煙くなったので、はじめは換気扇の有無を条件にして探したのですが、極めてレア物件でした。また該当する物件は軒並みコンロの電熱線が飛び出ていたので却下しました。新しい物件などはwebに書いてなくても換気扇がついていることがあります。その場合、コンロの上の電子レンジに"FAN"等と書かれているので内見の際に確認しましょう。

他にも場所選びもこだわりました。一時的に借りていた家から職場までは高速道路を利用する必要がありました。しかし渋滞がかなりひどく、これが嫌で職場と同じ市内という条件で探しました。通常であれば20分くらいで行けるのに40分から1時間くらいかけないと帰れません。まるで首都高みたいだと思いましたが、よく考えたらそんな帰宅ラッシュする時間に帰れた試しがなかった。この渋滞に関しても許容できる、もしくはその時間を外して出勤・帰宅するという場合は少し郊外で安い物件を選んでもいいと思います。

正直家に関してはどこでもいいのでさっさと契約してしまって、1年くらい安い物件に住んでいい物件をじっくり探すという方針でもいいと思います。条件の良い物件のwaiting listに入って、空きが出れば引っ越しという感じです。引っ越しは割と手間なので荷物は少な目、もしくはすぐに捨てられるようなものの方がいいです。最近はインフレで賃貸料金が上がり続けています。なのでグリーンカード(永住権)を取ることができるなら、さっさと家を買った方がいいです。

裏話:運転免許編

私が運転免許の取得に関してトラブった詳細について話しておこうかなと思います。引っ越し直後だと居住証明がすごく面倒です。基本的には、賃貸契約書や公的機関からの手紙(銀行、職場、水道、電気)が認められます。大体の場合、賃貸契約書は電子で済むと思うのですが、notary stampを貰ってこいとか言われたりします(実際言われた)。私の場合、大家がDMVに電話をかけてくれて指示通りに書類を作成し直してくれました(結局notary stampは必要なかった)。これは高い家賃を払うメリットの1つです。他には職場に住所入りのレターを作成してもらいました。最後に電気の開通契約のついでに居住証明が欲しいと言ってもらった紙(ただ職場のPCのスクリーンショットにスタンプを押しただけ)を用意しました。この最後に関しては受付の人が「It should be work.」と行っていたのですが、残念ながらworkしませんでした。ただ非常にありがたかったです。

裏話:車探し編

私はものすごくアイドリングストップが嫌いです。どう考えても百害あって一利なしの機能だろ。車探しではアイドリングストップが無いのは絶対条件でした。交差点でハンドルが重くなって一瞬遅れるのが煩わしすぎます。ちなみにアイドリングストップがあってもそこまで不便を感じなかったのは確かChevrolet Malibuです。でもないに越したことはない。私の車探しの他の条件はサスペンションが固いこと、四駆であること、の2つです。先述しましたが非常に中古車が高いので妥協しないで最初からいいものを買った方がいいです。無事故5年落ち10万マイル以下の場合では、諸経費込み(大体10~15%増し)で2万ドルくらいです。地域によっては特定の会社の車が安くなっており、私の場合は日産が安く1万5千ドルくらいでした。

私は日本で経験がないのですが、値段に関してはディーラーと交渉するのが一般的みたいです。例えば、casher's check(保証付きの小切手)で一括で払うからこの値段にしてよ、みたいな感じです。10~20%くらいの値引きを交渉するのが良いらしいです。ただcarfaxの履歴を見て、出だしの値段からかなり下げているようなら強気にいかない方がいいと思います。私の場合、諸経費込みで合計16500ドルだったので15000ドルに下げてほしいと交渉しました。もともと車両の値段がかなり値引きされていた(17500ドル->14500ドル)ので15500ドルが限界だと言われました。私がかなりえり好みした玉数のない車種だったのと、相場より1万ドル近く安くなったので、これでサインしました。

(追記)買って乗り回していたら、色々不具合が見つかって結局3000ドルくらい追加でかかりました。私の場合結果的には得をしていますが、あまりお勧めしません。こういう経験をしたくないならおとなしく、新車を買うか、少し高くても状態の良い中古車を買った方がいいです。日本で中古車を買う感じで行くと、びっくりします。あまりに確認することが多すぎるので、不具合を見逃さないように試乗の時には誰かについてきてもらった方が良いと思います。

裏話:車の保険編

アメリカでは国際運転免許証でも車を買うことができます。その場合入れる保険は私の知る限りprogressive一択になります。運転免許証を取得している場合(プレートが届いていなくとも、DMVで発行してもらった紙でも大丈夫。)、AAAやGEICO等選択肢があります。ただ日本の保険のように長く入っているから安くなるというというものではありません。半年ごとに保険を契約しなおしてみたいなことを皆さんやられるらしいです。めんどくさいの極み。最低限の保険で良ければ月々30ドルくらいですが、かなりしっかりとカバーすると月々200ドルくらいになります。対人と対物の支払い上限をマックスにすると一気に跳ね上がるんですよね。